受託開発の費用相場は? 規模別の目安と、見積もりが高くなる理由
業務システムを外の開発会社に頼もうとして見積もりを取ったら、思っていたより一桁高くて驚いた。そんなお話をよく伺います。「そもそも相場がどのくらいなのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、受託開発の費用相場を規模ごとに並べて、なぜその金額になるのかを見積書の中身から見ていきます。
規模別の費用相場
開発会社や比較サイトが公開している費用相場を、規模で 4 つに分けて並べてみました。幅があるのは、会社によって料金が違うためです。
| 規模 | どんなシステムか | 従来の受託開発の相場 |
|---|---|---|
| ミニ | ひとつの業務を、少人数で使う。Excel 台帳の Web 化など | 30〜300万円(受けない会社が多い) |
| 小規模 | ひとつの部署で、ひと続きの業務を回す。顧客管理・案件管理など | 300〜800万円 |
| 中規模 | 複数の部署をまたいで使う。在庫・発注の管理、申請・承認のフローなど | 500〜1,500万円 |
| 大規模 | 会社全体で、複数の業務をまとめて動かす | 1,000万円〜億単位 |
金額は 2026 年 9 月時点で公開されている相場を、上の区分に置き直したものです。特定の会社の見積もりではなく、実際の金額は依頼先や要件によって変わります。
「ミニ」にあたる規模は、機能を絞った単機能のツールなら 30〜100万円、要件定義から一式でつくると 100〜300万円くらいが相場です。ただ、この規模は商談や見積もりの手間が金額に見合いにくいため、そもそも引き受けていない会社も少なくないようです。
見積書に含まれている「システム以外」の費用
受託開発の見積書には、システムそのものとは別の費用も、いくつか含まれていることが多いです。
- 営業担当の人件費
- 元請けの中間マージン、二次請け・三次請けの取り分
- 常駐・出社にかかる時間
- 提案書や議事録などの書類づくり
- 仕様変更のたびの、つくり直し
- 進捗を管理するための管理職、オフィスや間接部門の維持費
設計・実装・テストという本来の作業は、この中の一部です。お客様の一言がコードになるまでには、営業、要件定義、設計、プログラマ、テストと、いくつもの手を渡ることがあります。渡るたびに書類や会議、待ち時間が増えて、そのぶんが金額と期間に乗ってくるんですね。
費用を抑えて頼むときのポイント
料金の目安が先に出ているか
見積もりを取るまで金額の桁が分からないと、比べるのもひと苦労です。規模ごとの料金を先に出している依頼先なら、相談の前にご予算と照らし合わせられるので、安心して話を進めやすくなります。
着手後の追加請求がどう扱われるか
つくりはじめてから「それは仕様外なので追加です」となるのが、費用が膨らむいちばん多い原因です。確定した仕様の範囲で追加請求があるのか、仕様変更は何回まで受けてもらえるのか、契約の前に聞いておくと安心です。
納品後にかかる費用
サーバーの管理や部品の更新、不具合の対応といった運用・保守の費用は、多くの場合、開発費とは別にかかります。開発費だけでなく、動かし続けるのに毎月いくらかかるかも見ておくと、あとで慌てずに済みます。
まとめ
受託開発の費用は、システムの規模だけでなく、あいだに入る人や書類の量でも大きく変わります。見積もりを比べるときは、総額だけでなく「何に払っているのか」にも目を向けてみてください。
私たち KAIZEN開発では、規模ごとの料金表を先に公開していて、確定した仕様の範囲では、着手後に追加でご請求することはありません。どの規模にあたるか分からない段階でも、どうぞお気軽にご相談ください(無料です)。